しまむらに行って来た。非常に驚いた。
しまむらに行ったのは2度目で、前回は母親が入院するので必要なものを買いにロードサイド店に行っただけで、真剣に見たのは初めてだった。
1店舗しかゆっくり見ていなくて、評論するのはおこがましいし、好調企業に意見をするつもりもない。思ったことだけを書く。思ったことを並べる。
値段を打ち出し、余計なものはおかない。売れない商品は即なくす。ストアメイキングマニュアルなんかいらない。来ているお客様のニーズに合わせて売り場を作る。ロープライスで徹底する。その上を見ない。ローコストオペレーションに徹する。いらない商品部門はやらない。売り場は1980年に私がニチイ(マイカル)に入社した時以上に雑然としている。
しまむらの年度の実績を再度確認する。
売上高 616125百万 営業利益 53202百万 1418店
売上総利益 209986百万(34.5%) 人件費 66420百万 人件費率10.8%
商品在庫 54266(百万)従業員数 11942人
総面積 2233275㎡ 賃借料32678(百万)
単純に店舗数で割る
売上 434.50(百万) 在庫38.27(百万)売価在庫58.42(百万)
1店舗面積平均 1574.9㎡(476.4坪) 1店舗人件費46.840(百万)従業員8.4人
1店舗平均月度売上 36.2(百万) 1店舗月度平均人件費 3.903(百万)
1店舗平均家賃 23.045(百万) 1店舗月度平均家賃 1.920(百万)
1店舗の概況は以下の通り
売場面積 476.4坪 ※インショップ、ロードサイドすべて込みの平均
月度売上 36.2百万 (月坪売上7.6万)月度売上総利益 12.5百万
平均在庫 58.42百万 月度回転率0.62
家賃 月坪家賃4000円強※自社物件も混みなので実際はこれより高い。月坪6000円前後か?
店舗人件費 本部要員を考えると 3.5百万前後/月くらいか?
大雑把な数字なので正確には読めないが家賃比率7~8%、人件費率10%前後、労働分配率30%前後になる。十分に利益は出る。回転率は月度0.62と非常に高い。チェーンストア理論通りの数字になる。
坪売上はユニクロに大きく劣るが、人件費率、商品回転率で上回る。商品特性、調達方法の違い利益率の低い商品部門もあり、利益率は大きく下回るが、経費項目はほぼすべて優っている。利益を上げるにはどれだけ商品の値段をどこまで値段を下げずに引っ張るかだが、ここが企業特性の違いだと思う。当然値段を下げなければ利益率は上がる。ただ半面在庫が増える。利益率と在庫高は調整できるといえばできる。
色々考えさせられたことがあるので、次回再度まとめてみようと思う。
■今日のBGM
コメントを残す