優待日は近隣のイオンモールへ食品を買いに行く。優待日が多ければ多いほど回数は増える。イオンモールに行く回数が増えれば、当然店内の状況も分かるようになる。もとはGMS出身で、本部や店長も経験してきた。もう関係はないが、そういう目で店を見てしまう。少しGMSで気が付いたことを書いてみる。
食品売場では、1.2年前と大きく変わったのは水産売場だ。以前は「この売場は全く売る気がない」と家人に言っていた。午前中はフェイスが揃わず空きスペースが目立っていた。それが、鮮魚対面コーナーを作り、「魚屋さんの寿司」コーナーができ空きスペースがなくなった。店のスタッフも明るく、活気が出ているように見える。間違いなく生鮮3品の活気は店の活気につながる。食品売場はこの変化で集客も増したように見える。
今はどうなっているかわからないが、昔の生鮮3品は店の担当者の腕によるところが大きかった。農産物は気候変化の相場観が必要だし、水産や畜産は加工技術で利益は変動する。それが、セントラルバイイングに近い状況になり生鮮売り場のスタッフもサラリーマンが増えたのではないだろうか?そこが、新興の「ロピア」や生鮮中心の店にイオンが勝てない理由でもあった。そういう意味でも水産売場の変化は大きい。
さらに、イオンの非食品売場は、全く自己主張はない。全部本部任せになっている。商品を指示通りに品出しし、演出する。何よりも売場に声がない。若さがない。動きがない。おそらく店の意見は通りにくいのだろうと思う。単に、シニアの大きな売り場があるというだけ。改装後それがさらに目立つようになった。食品売場の変化と正反対に見える。
もう1点変化があった。売場と関係ないことだが、平日の午前中は上層階の駐車場が閉まっていたが、水産売場の変化を感じた時分から屋上以外は解放するようになった。ここでも店の責任者が変わったことはすぐ感じられた。
人が変わるだけで、売場が変わる。店が変わる。過去、そういう事例を数多く見てきた。
店の意見を自由に発信し、話し合い、行動する。そういう風土がなければ企業は成長しない。但し前提にあるのは、以前書いたが企業の「ビジネスモデル」だ。その「ビジネスモデル」を前提に売場を店の意志で動かしていく。これは規模にかかわらず小売業で最も必要なことだ。
■今日のBGM

コメントを残す